T-ALBUM別所哲也の写真や思いなど

Dialy2004/09/17

病室にて・・・

T Voiceの皆さん、

このダイアリー更新もずいぶんしていませんでした。
それだけ、日々、忙殺されていたということでしょうか?ごめんなさい。

今回は、ご承知のとおり、ミス・サイゴン上演中の事故で本当にご迷惑とご心配をおかけしました。
何よりもまず、ファンの皆さんの経過報告します。

一昨日、右ひざの半月版の損傷にともなう、半月版の切除手術を都内の病院で受けました。
今の医学は進んでいて、内視鏡による、手術でした。とはいえ、前日からは何も食べられず、下半身麻酔をうけての手術。初めてづくしで、緊張の数日間でした。
今日こうやって、ダイアリーを書けるのがうそのようです。

ファンの皆さんには、沢山の励ましのお便りやメールをサイトにも頂き感謝しています。ずいぶん励みになりました。
やっぱり俳優としても、プロの仕事をする大人としても、仕事に穴をあけるのは、どんな理由でも、本当に苦しいものです。

自分の不甲斐なさや、責務の果たせない苦しさ、、。
そしてなによりも
自分がいなくても、世界は、回る、、、、そんな否定的な感情も湧いてきたり。

でも復帰をまって下さっている、励ましをうけ、思い切って手術をうける覚悟をしました。
どちらにしても手術をうけないと、亀裂した半月版が、右ひざの前部に引っかかり足が伸びない状況でした。このまま右足を固定して痛みをこらえてやっても、左足、そして、腰に負担がくることは間違いない状況だったのです。まして、サイゴンは、傾斜の激しい斜めの舞台。そこに僕は、4cmのヒールのあるシューズをはいて立っています。健全な状況でもかなりの負担がどのキャストにも非日常的な力で、かかっています。

それでも、手術前に書く同意書には、絶対はない、麻酔での副作用や、後遺症、不慮の手術事故、完全に戻るかどうかわからないなどの文言に同意した上での手術です。救急車にのるのもはじめてなら、こんな手術のための同意書を書くことも、さまざまなな検査をうけるのも初めてで、一時的には、パニックでした。

今は、まだまだ完全ではありません。でも、見た目には擦り傷のような感じです。これからリハビリで、どれぐらいまで戻るか、前向きに筋力UPや、仕事にも取り組むつもりです。激しい動きを舞台の上でも着替えなどの舞台袖でも要求されるサイゴンへの復帰は、いつになるか、、、、。とにかくがんばります。

本当に励まし、ありがとうございます。

別所哲也

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