2008年5月ゴールデンウィーク4日間で、中京テレビの特番収録の為、オーストラリアのケアンズを訪れました。
日本から6時間のフライト。
ご存知の通り、オーストラリアと日本に時差はありません。
ケアンズ空港に降り立つと、カラッとした感覚。
5月は雨季(夏)と乾季(冬)の変わり目で、暑すぎず、過ごしやすい気候でした。
ホテルで仮眠を取り、まず始めに、キュランダ観光鉄道に乗車。
日本の普通電車ほどのスピードで、田園や山、崖や滝などのめまぐるしい景色の中を進みます。
窓を開けると澄んだ風が通り、とても心地よい乗り心地。
また、途中には、あの「世界の車窓から」にも取り上げたられた、その名も「ホースシューベンド(馬の蹄」)」と呼ばれる、半円に近い急カーブがあります。
彩り豊かな景色に目を奪われていると、電車は終点のキュランダ駅に到着です。
キュランダ駅からバスに乗り換え、移動すること10分、次なるロケ地は「レインフォレステーション」というテーマパーク。
ここは、世界遺産の熱帯雨林に設けられたテーマパークで、インディジョーンズに出てきそうなジャングルや、自然の池の中を、水陸両用の大型ジープ・アーミーダックで巡ります。
「レインフォレステーション」では、コアラやカンガルーなどに触れたり、アボリジニのガイドの方からブーメランや槍投げのレクチャーを受けることができます。
次に訪れたのは、ラスティーズ市場。
フルーツの品揃えがとても多く、場内を周ると、目にも色鮮やか。
店頭で、カスタードアップルという果物を試食したところ、その名の通り、カスタード風味の甘さ。他にも、パイナップルやオレンジなど、日本に比べてとても安く売っていました。
翌日は、フェリーに乗り、グレートバリアリーフのビーチリゾート、グリーン島へ。
グリーン島の桟橋から、グラスボートという底面がガラス張りのボートに乗り、魚の群れや鮮やかなサンゴ礁を鑑賞しました。
ボートで元の桟橋に戻り、島内を少し歩くと、待ち構えていたのは、ヘリコプター。
五つ星のリゾートホテル、「シェラトンミラージュ」に向かうべく、ヘリへ乗り込みました。
ヘリから見える景色は、グレートバリアリーフのオーシャンブルー一色。
海と空の間を、飛んでいると、あたかも鳥になった気分でした
「シェラトンミラージュ」では、プールサイドのVIP席でランチ。
ケアンズならではのシーフードや、オージービーフ、オリジナリティ溢れるスイーツなどを頂きました。
エレガントな雰囲気で昼食を終えた後は、ドライブへ。
好きなドライブミュージックを聴きながら、ケアンズの街を周りました。
翌日、朝4時にホテルをバスで出発。
向かった先は、草原の街・マリーバ。
バスを降りて目に入るのは、薄闇の中に浮かぶいくつもの熱気球と炎。
気球を膨らませるバーナーの灯りと暖かさで、熱気球の周りはぼんやり明るくなっています。
気球のカゴに乗り込みしばらくすると、ゆっくり離陸。
夜が明ける前に、空へと浮かんで行きます。
高度をあげるにつれ、明るくなっていく地平線。
空から見た朝焼けはなんとも幻想的でした。
無事、着陸し、向かった先は、マリーバの岩山。
殺風景な岩山に生息する、野生のロックワラビーがお出迎えです。
餌付け用の餌を持っていくと、群れの数が増えてきました。
餌を持つ手によりかかり、一心不乱に餌を食べる姿はなんとも愛らしく、旅の最後にとても穏やかな気持ちに慣れました。
大自然に溢れた、一大レジャースポット・ケアンズ。
皆さんも、ケアンズで、”大人な旅”をしてみてはいかがでしょうか?